jun的見聞録

承認欲求だけはデカい田舎者、上京勢

『日本人が知らない満洲国の真実』感想

 安倍首相から休みを与えられました、嬉しい。しかし、あまりにやることがありません。なので今回は数ヶ月くらい前に読んだ、宮脇淳子さんの著書『日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献』のレビューでもしたいと思います。今回はひたすら黒字で読みづらいですよね、事前に言っておきます。

 

 元々自分自身、満洲国には興味がありましたが、全く無知だったので、本を1冊買って勉強しようと思い、買いました。多分この辺の歴史は政治思想が出やすい部分で、過敏になりやすい部分があると思うので触れづらいのですが、元々このブログでは歴史とか政治とか(にわかですけど)について書きたかったので、今回は自分なりに感想を書いていきます。まあ自分の影響力なんて0ですし。

 

 満洲国という言葉は、義務教育で習い覚えてると思うのですが、実態を知ってる人はあまりいないと思います。そもそも満洲という地域を理解してる人は少ないと思います。例えば元々蒙古はあまり境界線がないって、あまり実感が湧かないです。清朝の崩壊後に満洲族が迫害されていた事実を知る人なんて少ないと思います。てか僕も読んで初めて知りました。今は満洲族への迫害は無いでしょうから、中国政府も迫害に対しての謝罪をしてみたらどうでしょうかねとは思ったり。

 

 この本を読んでいると、自虐史観だのコミンテルン史観だので、ネトウヨが好みそうな本で疑問を持つ部分はあるのですが(特に対華21カ条なんて帝国主義というか、理不尽の極まりと思ってますが、この本では肯定してます。)、満洲という土地が持つ歴史、近代中国史に触れるにあたっては分かりやすい本だと思います。

 

 個人的に面白かったところは、「孫文の権力基盤は海外に頼っていたこと」「孫文はただの無能」「辛亥革命はクーデター」「抗日パルチザン金日成と民衆の前に現れた金日成は別人」「張学良が語った日本人がいなくなる話とその後の著者の持論」らへんですかね。孫文って英雄視されてるけど、実際ソ連に魂売ったりで思ってるほど愛国者では無かったんですね()

 

 雑なまとめになりますが、この本を読んで満洲とそれに付随して近代中国の歴史を知りました。また、それに伴い、中韓政府が主張するような慰安婦問題、徴用工、南京大虐殺など(この本では肯定してましたが)の「過去に日本が犯した罪」も知る必要はあるでしょう(教科書の自虐史観ってのは悪くないと思ってます)。ですが、それ以上にかつて日本が行った国際貢献(人種差別撤廃条約満州国の発展)といった功績も知る必要はあるなと感じました。今回は以上です。ありがとうございました。