あけましておめでとうございます。もう2月ですけど。さて、9年ぶりの劇場版カイジ新作の『カイジ ファイナルゲーム』観てきました。あ、ネタバレありなので、見るときは少し気をつけて下さい。
今作はオリジナルストーリーなのですが、感想としてなんかカイジっぽくないなぁってのを感じました。カイジがそんなにクズしてないし、正義感溢れすぎ。いや、原作とかでもカイジの人情溢れるシーンはあるけど。少しはクズなところを見たいなぁ。そして社会派に寄せてるのが変わった点なのかな。
まずこれ2020年の東京五輪後の日本が舞台で、景気は一向に悪くインフレしまくっているのですが、なんか現実性あるなこれと。カイジは派遣社員として働いてるのですが、この派遣会社の社長の黒崎がろくに給料渡さないクズで、慕われている雰囲気0。
そんな中「バベルの塔」なるギャンブルに参加し勝利したカイジは「人生逆転のためのヒント」を得るのですが、ここで新キャラが何人も登場します。桐野加奈子と東郷滋です。で、東郷さんの手伝いとしてカイジはギャンブルするのですが、カイジって逆境に立ち向かうのが良いのに、最初から有利な場所選んでそこまで苦労せずに呆気なく勝つのは面白みに欠けるかなぁと思った。
個人的に一番面白かったのは『人間秤』。黒崎の謀略とそれに対するカイジ達の戦いが見てて面白かった。3日前に結婚は草。東郷が秘書に裏切られて秘書が東郷の息子と知り、それからの人情的なやり取りが印象に残った。
カイジが途中挑んだ「ドリームジャンプ」って名前と裏腹にめちゃくちゃ胸糞悪いっすね。
あと船井が出てカイジ側応援してたのはアツかった。それを期に誰も黒崎に金貨を投げず東郷に投げたのは良かった。
哀れれだなぁぁぁくろさきぃぃ!!!
コケにして、足蹴にしていた自分の派遣社員に足元をすくわれたんだよぉぉぉぉ!!!
正に自業自得!!
ようこそ!バカにしていた底辺の生活へ!
↑このセリフすこ。派遣会社の社長の黒崎に復讐するところ良かった。
ただそれが終わって、国の法案止めさせるところはそこまで好きではないかな、と思ったり。
国を悪者として、貧困層の代表としてカイジが戦う。ここらへんの戦いはそこまでなぁと。
あのジャンケンそんなに面白いとは思えなかったです。個人的に。
最後の最後で賞金騙し取られるのは良かった。
気になった人は一度劇場に足を運んではどうでしょうか。
雑な文章になりましたが、今回はここまでです。ありがとうございました。