かなり前に友人から平沢進を勧められて、その繋がりでこのアニメを見たのですが…
なんかのドキュメンタリー見てる感覚でした。
てことで今日はこのアニメのOPを紹介します。
ちなみにアニメの監督は今敏。この方はP-MODEL時代からのファンだそうです。NHKの『おかあさんといっしょ』で流れていた「地球ネコ」(こちらも平沢進作曲)を聞いて、わざと似せるように作曲を依頼したとのこと。
平沢進の世界観が凄いというか…
ちなみに2004年のアニメですが、かなりの災害などを予言してる気がします。津波とか直球です。今だったら絶対流せないでしょうが。
「空に見事な飛行機雲」「夢に見慣れた炎の雨」「雪崩」「津波」といった歌詞が流れてきて、更に地震(と思われる)や自死しそうな人の映像などが流れます。これは3.11や原爆などの忌々しい記憶、人間社会の闇などの連想を起こしますが(もっともこれにこのアニメはアプローチしてるように見える)、平和ボケしている人への警戒をしている気がします。常に何かに備えなさいというメッセージだと思います。実際何らかの闇を抱えてる人間が壊れていく様子を描いているアニメですし。
ちなみに江東区に夢の島という埋立地があります。戦後直後は海水浴場などで賑わいを見せていたようですが、1950年代頃から一時期ゴミの埋立地として使用されていたようです。ゴミの埋め立てが終わった後、夢の島公園は1978年に開園したようです。ゴミの上に夢があるわけです。なんとも皮肉な話です。